「ハゲタカ」がやってくる



3年近く前NHKで放映され、経済音痴の私がとても興味深く虜になったドラマ。


当時面白いと思ったのは、いったい主人公は誰?・・・


もちろん「鷲津」という敏腕のファンドマネージャーがそうなるところだが、

人間味の漂う正統派のバンカー「芝野」・・・本来のドラマなら芝野がヒーローになり得る存在ではないか・・・?

鷲津の買収を受け、父親が非業の死を遂げた旅館業の息子「西野」、その過去とサクセスストーリーも充分に主人公に匹敵する。

テレビキャスター「三島由香」もそうだ。やはり鷲津により、父親が死に追いやられた過去をもつ。

彼女の鷲津・芝野・西野と複雑に関わりながら、3人の側面を炙り出してゆく。重要な役割を担う。


そしてドラマに登場する、鷲津が関わる企業の社長や社員達。

まさしく現在の日本の企業にありがちな、倒産・吸収合併・資本提携・買収・・・

実はその陰には、必死で護ってきた社員や伝統や誇りがあり、現在の日本経済を見るようです。

つまり・・・このドラマの主人公は、現代の日本人ひとりひとりかもしれません。


昨年「ハゲタカは、映画になりました。


私は、待ってました。と言わんばかりに3回観に行きました。


独立した鷲津が日本の企業を救う・・・いえ日本を救う。


クールな経済ドラマではなく、熱い熱い戦いのドラマです。



本日BSで22時に、「ハゲタカ」がやってきます。
       


2010年06月24日 Posted by さち at 12:52Comments(2)随筆