「ホルモンヌ」の時代
先日友人に教えてもらって行って来ました。長野駅前の
「ホルモン焼き あぶり家本舗」
入り口は狭い感じだったのですが、私好みのレトロな佇まい。
中に入るとまだ早い時間だったのに結構お客さんが居て、
七輪から立ち昇る煙と、お客さんたちの会話でとても賑やかです。
メニューは、聞き覚えの無いホルモンの名前でしょうか・・・
◇サンドミノ◇ギアラ◇がつ芯◇ツラミ◇Pとろ◇どーなつ
◇アキレス◇コプチャン◇テッポー◇こぶくろ・・・・などなど。
普通、焼肉屋さんでは無いメニューばかり。
お店の人に聞いて、おまかせ6種盛りを注文
インパクトのあったのは
「マルチョウ」
薄い皮から飛び出したぷりぷりのコラーゲン入り脂。
口の中で溶けてしまいます。
以前は当然捨ててしまっていた内臓の肉など、
商品価値の無いものを改めて、こうして、お店の主役に仕立て上げた。
今の世の中だからこそ、ムダにしない。
活かし方によっては、不要のものは宝もの・・・。いやむしろ掘り出しものである。
その理念を商売にした。
そして、この
「ホルモン焼き」に集まる女性達は
、「ホルモンヌ」と呼ばれ、
いまや、高価な焼肉店よりも、安価なこの様な店に集うらしい。
時代の人気は「安価」で「手軽さ」・・・
それはバブル時代から高級食材を口にし続け、それに飽きた女性達の、「新しい味」なのかもしれないが・・・
いずれにせよ、「ムダにしない」というエコの理念が
、「結局は利益につなげられる」という証だろう。
関連記事